クレジットカード比較

クレジットカードを比較するためには使いたいサービスに絞り込んで比べることが必要だ。すべてのサービスを比較していてはいつまでたっても決めることができない。クレジットカードによってサービスには差があるので、ポイントが優遇されていても付帯保険は充実していないといったことが多い。その場合、ポイントだけでカードを絞り込んでから付帯保険がより充実しているクレジットカードを選ぶようにすると決めやすい。今のクレジットカードは年会費無料でポイントを優遇したカードが主流だ。しかし永年年会費無料のクレジットカードは少なくなっている。それはクレジットカード会社の事情によるものだ。

クレジットカード会社の事情

貸金業法改正、過払い利息の返還請求によってクレジットカード会社の利益は減少している。キャッシングでの利益が見込めなくなったからだ。そのためショッピング利用率が高い顧客層を優遇するというコンセプトのクレジットカードが多い。さらに利益を確保するために年会費は条件付にするといったカードも増えている。一時期リボルビング支払専用カードが発行されたが、これらのカードは人気がなく新カードとしては今後発行されないだろう。それだけカード会員も手数料に関してはシビアになっている。単純に便利だからといってリボルビング支払を使ってくれる会員は少ない。それ以上のメリットを与えないと会員を増やすことはできない時代になっているのだ。

クレジットカード会員にとってもっとも魅力があるのはポイントプログラムだ。1回払いだけを利用していればポイントの還元は無料で手に入るお小遣いのようなものだからだ。カード年会費も無料であればさらにお得になる。こうしたカード会員の指向を捕らえて会員を増やすためには、簡単な条件をつけて年会費を無料にし、ポイントプログラムを充実させるのが手っ取り早い。そうしたカードが増えているのにはそれなりのクレジットカード会社の事情があるのだ。

年会費の比較

年会費は有料のカードでもほとんどは初年度無料だ。とりあえず入会してもらおうという考えだが、それだけで会員は増えないので、永年年会費無料や条件付年会費無料のカードが多い。永年年会費無料のクレジットカードは今後ほとんど発行されないと考えてもいいかもしれない。SBIカードPlusは永年年会費無料の新カードだが例外と考えたほうがいいだろう。条件付無料カードの条件には年齢や年間利用金額などがある。JCBカードエクステージやMUFGイニシャルカードなどは年齢制限付で、30歳未満を対象にした年会費無料のカードだ。これは若年層はショッピング利用率が高いので優遇しようというコンセプトがある。

もうひとつの条件として利用金額に制限を設ける方法がある。年1回の利用や年間利用金額が一定以上の場合に無料にするパターンだ。シナジーカードの条件は年間利用金額252000円、Tカードプラスは50000円だ。カードの用途によって条件に差があるので金額の条件はよくチェックする必要がある。

年会費は永年年会費がもっともお得なのは誰でもわかるが、もっとお得なのは条件付年会費無料だ。基本的に有料のクレジットカードなのでサービスが充実している。条件をクリアすることが必要だが、仏にクレジットカードを利用していれば簡単に達成できる条件が多い。年会費で選ぶならば条件付年会費無料の中で他のサービスが充実しているカードを選べば当たり外れは少ないだろう。

ポイントプログラムの比較

ポイントプログラムが充実しているクレジットカードを選ぶのがもっとも厄介だ。なぜかというとクレジットカードの利用頻度によって還元率が大きく違ってくるからだ。利益を確保するために利用金額に応じてボーナスポイントを付与するサービスを採用しているクレジットカード会社が多い。そのためショッピング利用金額が大きいほど還元率が高くなるのだ。また、ネットショッピングを利用するとポイントが2倍になるサービスも一般的だ。クレジットカードの使い方に世でポイント還元率が2倍以上違うことも珍しくない。

しかし、比較する目安は基本的な還元率にあることは間違いない。ポイントが倍増するサービスでは基本還元率が大きいほど有利だからだ。楽天カードの基本還元率は1%、SBIカードPlusは0.8%、ライフカードは0.66%。これらは年会費無料だ。年会費が有料のカードでは漢方スタイルクラブカードが1.75%と突出している。年会費は1575円だが年間9万円の利用で年会費はチャラになるので利用金額によっては最も得なカードだ。そのほかにも入会後3ヶ月間ポイントが2倍といったサービスのクレジットカードは多いが、基本還元率が0.5%なので倍率ほどのメリットはない。

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